【もしも大切な方が診断されたら】うつ病の基礎知識

気になる接し方とは

悩む人

もし、身近にいる大事な方がうつ病と診断されたら、どう接したらいいのでしょうか。励まし、病気なんかすぐに治るから頑張ろうなんて言葉を掛けますか。うつ病と診断されたから、あからさまに接し方を変えますか。今伝えた事すべてが、実は間違いなのです。誤った接し方をすることで症状を悪化させることがあります。では、どういった接し方をすると症状を悪化させずに、生活することができるのか、その内容について詳しく説明していきましょう。
注意すべき点は2つ「会話」「態度」です。会話をするには2つのタイミングがあります。自分が喋る、相手が喋る。そのタイミングは日常生活で当たり前ですが、うつ病と診断された方の場合は、基本的に相手が喋るのを待ちます。ココからが会話の重要なポイントです。それは、相手を否定せず、聞き手になることです。もし否定的な発言や話を聞いていない姿勢だと、どんどん悪化していきます。まずは相手の話を聞き、否定をせず、相手のことを理解することに徹しましょう。会話をすることで、心のストレスから解放される時間を作ることができます。
続いて態度ですが、うつ病と診断された方は人一倍ネガティブになっています。なので誰よりも相手の態度に敏感になります。その時にため息やイライラしている態度を取っていると「自分のせいでイライラしている」と思ってしまい、さらにネガティブになります。なので、行動も心の病気を持った方の前ではイライラした行動をしない、他のことで苛ついていても当たらないということを守って下さい。
接し方をまとめると、相手が話すまで極力待ち、否定をせず聞き手になり、イライラした態度を見せないことが大きな目安になります。そういった知識を頭の片隅に入れておくと万が一の時にも対応することができます。